アフィリエイトに必要なものは、強力なセラーである。
セラーといっても『燃えろいい女』や『あんたのバラード』を歌っていた歌手のことではない。最近は朝の連ドラで名演技を披露していて、彼の魅力を再確認したのだが、それはまた別の話だ。
英語で綴るとSeller (セラー)。
辞書で引くと「よく売れる商品」「よく売れるもの」「 売る人」「売り手」「売り主」「販売者」とある。
売れないものを頑張って売るよりも、売れるものをしっかり売る。
これは商売の鉄則。
アフィリエイトは広告プログラムだから、よく売れる商品やサービスを見つけることが、成功への近道なのである。
ここで一つ問題となるのが、その「よく売れる商品」が必ずしも「本当にいい商品」とは限らないという点だ。
たとえば A と B という2つの商品があったとする。
個人的には A の方がいい商品だと思っている。
客観的なデータや世間の反応をみても A の方が人気が高い。
でも B の方が報酬単価が高い。
こんな時にどうするかという話だ。
自分に正直に A を推すか、報酬単価が高い B を推すか。
「誠実さ」と「高報酬」の板ばさみは本当に悩ましい問題なのである。
とにかく稼げればいいという人は、迷いなく B を推すだろう。それ自体は別に悪いことではない。B の広告主だって手を抜いて商品を作っているわけではないだろうし、 B の良さを見つけて届けるのが広告の一つの役割でもある。
この例の場合は、誠実に A を推すというのも選択肢にあるのでまだいい。
本当にキツいのは A がない場合で、これだとそれこそ「売れないものを頑張って売る」状態になってしまう。
だから、どんなところでアフィリエイトをやるのかを考える場合、少なくとも 自分の良心に照らして人にすすめられるような広告主がいるジャンルを選んだ方がいい。
競合が多い激戦のジャンルだとしても、そこに強力なセラーがいればいい。きちんと媒体を作り、集客をおこなえば、売れるものは放っておいても売れる。
おこぼれは想像以上にこぼれてくるはずだ。
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