プロとアマチュア

雑記

10月に入ってもう1週間が過ぎた。

 

記事書きは一進一退。1日3記事書く日もあれば、1記事も書かない日もある。ペースが定まらないのはずっと課題だ。

 

プロとアマチュアの違いとは何だろうか。

 

お金を稼いでいるかどうか?

評価する人の数?

 

いろいろな意見があるなかで、僕は以前に誰かが言っていた定義にものすごく納得した覚えがある。それは次のようなものだ。

 

プロはクライアントに対してコンスタントに一定以上のクオリティの成果物を出す

 

少し分解してみよう。

 

まず「クライアント」がいる時点で、そこにはおそらくギャラが発生している。つまりお金を稼いでいる。うん、それは確かにプロだ。

 

そしてそれに対して「一定以上のクオリティの成果物」を出す。一定以上とはできれば期待値を超えるということだ。期待通りでもいいが、それでは先がない。だから一定以上を続けられることもプロの条件として外せないだろう。

 

どちらも大事だ。ただこの一文で僕がもっとも唸ったのは「コンスタントに」という部分である。

 

ここには二つの意味があると思う。

 

ひとつめは「他者からの評価」という意味だ。定期的に仕事を受注しているということは、まわりから評価されていることの何よりの証といえる。信頼を積み上げるのはたやすくないが、崩れるのは一瞬だ。プロは粛々と淡々と地道に一歩ずつ進む。

 

もうひとつは「本人の実力」という意味。もちろん実力があるのは当然なのだが、それを“コンスタントに”となると、話はだいぶ変わってくる。人間だれしも好不調の波というのはある。何も考えなくても次から次へとアイデアが浮かび、万事なんの滞りもなく進んでいくこともあれば、どれだけ考えても何も出てこないなんてこともあるだろう。それでも何かを出さなくてはいけないとき、常に一定のクオリティのものを出せるかどうか。そこがプロとアマチュアの分かれ目なんじゃないかと思う。

 

ある作家が言っていた。

 

プロは、何の変哲もない石から水を絞り出せるような人間だ、と。

 

プロというと、何か魔法のような力を持っている人のようにイメージしてしまいがちだ。ちょっとやってみてくださいと言われたら、あまりにも簡単にやってのけるので、そう思うのも無理はないのかもしれない。でもその裏にある努力や苦悩は並大抵のものではない。ただそれを見せていないだけなのだ。

 

何かがすんなりと出てくるうちは、まだまだ深さが足りていないのかもしれない。何も出てこなくなってからが勝負。そこからさらに絞り出す。そうしたことの積み重ねがプロを作るのだと思う。

 

 

僕のブログは書きたいから書いているだけなので、いくらかの広告報酬を受け取れたとしても、アマチュアの域を出ることはない。なぜなら誰かから何かを受注しているわけではないからだ。

 

ただ考えようによっては、こんなに素敵なこともない。誰に忖度することなく、書きたい放題書いてお金がいただけるなんて素晴らしいではないか。

 

だから僕はいいとこ取りをして、最強のアマプロを目指す。

 

プロの「コンスタント」への矜持を持ちつつ、評価されるようなものを常に一定以上のクオリティで出していきたい。

 

石から水を絞り出せるような人間になりたい。

 

 

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